遠距離介護が始まった…

突然起こった親の介護問題。なにもかも初めてで手探り状態ながらも、自分なりのスタイルを模索している実践記

父の容態が急変

月曜日の朝、施設から血圧が180を上回り、
心配な状態なので県立病院へ連れて行くとの連絡があり、
母がまたもや付き添っていくことになったという。

「わたしもそっちに行こうか?」ときいてみたけど、

「だいじょうぶ。いいよ」との返事。


このところ父の通院が立て続けに続くように思う。
午後になり、再び母から電話。

「やっぱり、来て。。。」

病院のスタッフさんが電話口にでてきて
「救急のところに来てください」と指示があった。

心臓がぎゅうっと捕まれたような感じがして、
プチパニック。
とりあえず数日分の着替えと、
パソコンをバッグに放り込んで福井へ向かう。

運良くサンダーバード(JRの特急)に飛び乗れた。
これを逃すと次は1時間半後。
到着はぐんと遅くなるのだ。

福井駅からタクシーに乗り、
病院の救急窓口へついたのが午後7時少し前くらい。

すぐに奥へ通されて父と、そばに立つ母と会う。
父は輸血の最中で、息も荒くて苦しそう。
頬も異様に紅潮している。。。
母はそのそばを遠巻きに不安そうに立っていた。

そのまま父の様子を1時間ほど見守り、
その日はひとまず母と一緒に家に戻った。
翌日、お昼ごろに担当医から説明があるとのこと。

翌日の担当医の説明によると、
・肺に水がたまっていて、その量が増えている。
・ヘモグロビン値が下がり、貧血を発症。
・心臓の発作が起こる危険性を示す数値が通常の3倍以上になっている。
・腎臓機能もかなり低下。
・血液をサラサラにする薬を服用しているため、
 体外・体内への出血の恐れがある。
・全体的に体の機能が弱っている
これらのことから、いつなくなってもおかしくないこと。
でも、もしも容態が持ち直したら近くの病院へ転院すること。
ただ、余命は1ヶ月以内、ながくても半年は無理だろう。。。
という厳しいものだった。。。(泣)

息苦しいのか、ゼーゼー口で息をしながら、顔をしかめている父。

「回復して施設にもどれることはありますか?」
との私の問いに、先生は
「ないと思います」とポツリ。

いよいよ最後の時が近づいてきたのだ。
そして、母も認知症がかなり進み始めているようだ。
あぁ、どうしよう!!

明日も、母と一緒に病院へ行く。
週末には大阪から姉がくる。