遠距離介護が始まった…

突然起こった親の介護問題。なにもかも初めてで手探り状態ながらも、自分なりのスタイルを模索している実践記

急きょ、帰省

母の兄が肺炎で入院したとの知らせを聞いて、
母がお見舞いに行くと言い出した。

80歳を超えた母がひとりで車を1時間近くも運転して病院へいくなんて危険すぎる!!

しかし、母の兄(私の叔父にあたる)もかなりの高齢
もしかしたら今回の入院は危ないかも。。。。
そう考えるとぐずぐずしていられない。
一刻もはやく母をお見舞いに連れて行ってあげたい。

ということで、急きょ帰省することになった。
3月26日は姉と姪っ子と合う予定だったので、3月27-28日にかけて行くことにした。
もう少しゆっくり滞在したかったけど、29日には横浜からお客さんがくることになっていて、その翌日には会合が。。。でも、4月にはいってからなんて悠長なことは言ってられない。
動けるのは27日〜28日しかない!! 

27日は、朝一番に阪神百貨店へ向かい、
ご近所へ配るお土産や叔父さんのお見舞いに持って行く品、
そして、父と母の好物をいーーーっぱい買い込んで福井へ向かった。

前日に会った姉から
「父と母になにかすごく美味しいものを買ってあげて!」と
商品券を預かっていたので、今回はそれをフル活用。
「大井肉店」のヘレステーキ、『すし萬』小鯛雀鮨と柳すし、
鮮魚コーナーの握り寿司もとっても美味しかったので最近の定番に。
蓬莱のしゅうまい、そして、母の好物の「御座候」、福砂屋のカステラ。
ご近所に配るのは、ヨックモックの焼き菓子セットとモロゾフのお菓子セット。
お見舞いにはヴィタメールのチョコレート。 

2時前には到着できた。
父は包みをひらいて、さっそく御座候をパクつく。
あっという間に2個完食。
母も1つ食べてから、すぐに病院へむかう。
父ひとりに留守番をさせておけないので、なんとか着替えさせて車にのせる。
たくさんのお土産のご馳走を見て上機嫌な父は素直に車に乗ってくれた。

が、

病院の駐車場へ着くと、表情が硬くなり、
車から降りない。
しばらく車の近くで待っていたが、
腕を組んで1歩も動かない。
テコでも動きそうにないので母だけ叔父さんの病室へ向かうことにした。
そのうち車から降りたら、私が父と一緒に叔父さんの病室まで追いかけるよ。

でも、じーっと腕を組んだまま、
周りをキョロキョロみるだけで、車からはでない。
そのうち後部座席のドアの外で待っている私に向かって 
「こっちに入って!」と手招きする。

これはダメだと諦めて、言われたとおりに父の隣へ乗り込んだ。
そして数分したころに母が戻ってきた。
父のことが気がかりで顔だけ見てすぐに戻ってきたそうだ。
もっと病気の兄とゆっくり話しがしたかったろうに。。。
そんな母が不憫でならない。 

病院から戻り、買ってきた握り寿司で夕食。
ひとしきりおしゃべりして初日は終了。