遠距離介護が始まった…

突然起こった親の介護問題。なにもかも初めてで手探り状態ながらも、自分なりのスタイルを模索している実践記

早朝の電話

今日の早朝、まだ暗いうちに母から電話。

「何かあったのか!!」

と一瞬ドキッとしながら、電話をとる。
私は、まだ、半分寝ぼけている。 

「朝早くにごめんね。

おとうさんがようやく熟睡したようだから、見つからないようにトイレに来てこっそり電話をしているの。
そうじゃないと、ゆっくりおしゃべりできないからね。

昨日から、お父さんが眠らないし、食事もあまり食べないし。
1分ごとに

・家に帰らないと。。。
・エレベーターの方へいって、家に戻ろう!(おそらくショートステイの施設と家を混同している)
・兄貴はどうした?(数年前にすでに亡くなっている)
・おかあさんは何処へ行ったの? etc...

と同じ事を何度も何度もくりかえして、
今自分がどこにいるのかわかならいみたい。
無理矢理ショートステイに行かせたのが悪かったのかしら。。。

どんどん命の終わりが近づいてくるみたいな気がする。。。」

とポツリ。

昨夜は深夜2時頃にようやくベッドに入ったらしい。
日中もいままでどうりに床にゴロンと寝転ぶのではなく、リビングの椅子に座ってウトウトしてるとのこと。
ふっと目が覚めて、家中をウロウロして、引き出しの中やメモ書きにいたるまでチェック。
ティッシュの箱が嫌がっているからといって、中のティッシュを丸めてポイポイすててしまう。
お風呂場あたりをウロウロしてリビングに戻ってきたら、お風呂場洗い用のビニールのブーツを履いていて、脱いでくれない、などなど。

24時間べったりつきっきりで対応している母は、心底疲れてしまったみたい。

母がぽつりとこぼしたひと言にどうすることもできず、なんか悲しい。
今週末に福井へ行きたいけど、仕事がなかなか片付かない。。。
思うように作業が進まない、我が身の老化も悲しい。。。

そんなこといっても何もかわらないので、
怠けていた分を取り戻すべく、頑張って仕事に集中しよう!!!