遠距離介護が始まった…

突然起こった親の介護問題。なにもかも初めてで手探り状態ながらも、自分なりのスタイルを模索している実践記

お盆休みまでにやること

洗濯機に続いて、リビングのエアコンも壊れたとのこと。


猛暑が続いている中、

「困ったな」

と母が思っていると、
いつもお願いしている電気店のご主人が、
洗濯機もエアコンもすぐに対応してくれて、
2-3日で両方ともサッと設置してくれたという。

 

両親が福井へ移住してから、
全ての家電製品を買っている電気店
やはり、長年のつきあいがあればこそ。
たとえ値段が高くても、
いったん決めたらずっと同じ店で買い続けるという
父のポリシーが今になって助けになっている。

 

毎年、山中にあるお墓掃除は
父・母・私の3人でやっていたが、
今年はどうしたものだろうか。。。と思案していた。

いくら父が元気だといっても、
お墓の周りは急勾配の斜面となっていて危険だし、
家からの道のりも急な山道でラクではない。
掃除は私ひとりでやってから、
3人でお墓参りだけしようかと考えていた。

すると、母から
今日は村の人が全員でお墓へ続く山道の清掃をする日で、
近所の奥さんがウチの墓の有様をみて、
掃除のついでに雑草と杉の落ち葉を片付けてくれたらしい
と電話があった。

年寄り2人で大変だろうと思って、
ひと汗かいてくれたようだ。

少しでも助けてあげよう!と思いやる気持ちがうれしいし、
そんな風に気にかけてくれて、
世話をやいてくれるのが本当にありがたい。

そんな反面、頭の痛い問題が。。。


山の近くにある畑の斜面が崩れてきているので
修理して欲しいと言われたけれど、なにをどうすればいいのかわからない。

親戚筋にあたるおじさんが、私たちに変わって工事の手配をしてれることになった。
資材もうまく廃材を利用して、他よりはリーズナブルにできそうだと聞いて
とても感謝していた。

工事も終わり、しばらくして。。。。
畑を借りている人から電話があり、

「支払いするなら、満額払わないで。
3万円は差し引いて払って!」とのこと。


事情がわからず、工事した場所を見に行った母が、


「あれは酷いわ。隣の畑は綺麗にピシッとコンクリートが打ってあるのに、ウチの畑は分厚い板が差し込んであるだけで、崖も崩れたまま。なんかみすぼらしい感じ。
工事を手配してくれた叔父さんに相談しようか。。。」

と連絡があった。
工事の不備は、なにもかも丸投げにした私たちにも責任があるし、
善意で引き受けてくれたおじさんの顔に泥を塗るようなこともしたくない。
かといって、そのままにもしておけない。
まず、第1に私はその畑がどこにあって、どのくらいの大きさなのかも知らないのだ。
このお盆休みに見に行こうと思っていたところだった。

電話を受けて、すぐにおじさんに連絡しようと思ったけど、
文句をつけていると思われて、気分を害されても心外だし、
まずは、工事について調べてみることにした。
「擁壁」というらしい。

重機で溝を掘って、鉄筋をいれてコンクリートを打ち込む方法と
既成のブロックを埋め込む方法があるようだ。

費用は20-30万円から数百万円まで、
距離や工法によってさまざまみたい。

知識を得たところで、
近々福井へ行くことだし、その時に面と向き合って話しをしようと決めた。
電話だと、誤解しやすいし、デリケートな話しだから。

 

なにかとお世話になっているおじさんだし、
悪気はないんだと思う。
ちょっと「がさつ」なところがあるので、

「ザッとやればいいだろう」くらいに思っていたんだと思う。

 

それでも、25万円くらいかかりそうだといわれている。
どうせやるなら綺麗に、しかも長持ちさせたいし、
いい加減な仕事に対しては無条件で支払いたくない。

 

アレコレ悩んでも、前進しないので
とにかく現場をみてみること。
自分の目でみて判断してみようと思う。