遠距離介護が始まった…

突然起こった親の介護問題。なにもかも初めてで手探り状態ながらも、自分なりのスタイルを模索している実践記

父のキャリアを見直した出来事

数日間、父も母も便秘で気持ち悪かったので、
かかりつけ医院で処方してもらった便秘薬を服用。

昨日は、便秘薬がよく効いたらしく
ふたりとも何度も便通があり、おなかはサッパリ!
今朝はとても気持ちがいいとのこと。

昨夜は、いなり寿司が
父の口にあったようでパクパクと
10個くらい平らげたらしい。 

普段よりたくさん食べたためか
ふたりとも今朝は食欲がなく、
朝食の準備をしたものの、
まだ手をつけてないという。 

何度も便通があったというので
その都度、父は全部お着替えが必要となり
母は、後始末が大変だっただろうな。。。。

昨日は、村の区長さんが訪ねてきて
ウチのガレージにつけてある水道を使わせてほしいとお願いに来たそう。

村のゴミ捨て場を新設したのはいいけれど
そこを掃除するための水道がついていなかった!
そこで、婦人会から水道をつけてほしいと要請されたらしい。
新しく水道をつけると、土木工事が必要だし、水道料金が永遠に発生する。
区長さんは、助成金でどんどんハコ物を作りまくって、
(とはいわなかったけど。。。)
村の財政はスッカラカンなので、
新たな出費は避けたいという。 

そこで、区長さんたちが
「どうしたものか。。。」と思案していたところ、
村のゴミ捨て場から道を挟んですぐ近くに
ウチの水道があるのを発見して、
使わせてくれないかとお願いに来たのだ。 

区民センターやらゴミ捨て場やら新築したんだから
そのときに水道も設置しておけば良さそうなものなのに。。。

浅はかな考えでものを作ってしまうと、
こんな風にあとからいろいろと不便なことがでてくるんだね。


父は長年設計士として建築に関わってきた。
今の家も快適に過ごせるようにと
考え抜いて大胆にリフォームした。
ガレージの水道はそのときに「洗車が楽にできるように」と
わざわざ新しく取り付けたらしい。

快適に使い勝手よく、さらに将来性も見越して
考え抜かれた施工だったんだなぁ。。。と
プロとしての片鱗を感じ、
改めて父のキャリアを尊敬したのでした。

その父も、今ではかつての能力が失われてしまい
意見を求めても、父の考えを訊くことができなくなってしまった。
本当に寂しい 。
本当はどう思っていたのか、これからどうすればよいのか
答えが聞きたかった。。。