遠距離介護が始まった…

突然起こった親の介護問題。なにもかも初めてで手探り状態ながらも、自分なりのスタイルを模索している実践記

母の声に元気がない

最近は毎朝母が電話をくれるようになっている。
始めは、父の目を盗んで、洗濯場や物干し場、ガレージなどでこっそり電話をかけてきて、いろいろな出来事を話していた。
父は長電話が大嫌いで、ペチャクチャおしゃべりしていたら「何時までしょーもないことをベラベラと話しとるんじゃ〜〜〜!!!」 と怒鳴り散らして怒るし、父が目の前にいると言いにくいこともあるから。。。
父が母を探しにくると「あっ、見つかった」といって「プツン」と通話を切っていた。

でも、ここ一週間くらいは、母は父のいるリビングからかけてきたり、洗濯場で話していて父がやってきても私に電話を変わったりと、電話のかけ方が変わってきた。
でも、電話の声がなんか元気がない。
歯の具合が悪いからかなぁ。。。。体調が悪いのかなぁ。。。。
何も言わないだけによけいに心配になってくる。
先日会ったときは元気そうだったけど、休みなしの介護生活は本人が思っている以上に母の体力と気力を消耗させているのかもしれない。 なんとか母の助けになることはないだろうか。。。

父は「要介護3」なので、介護保険の「家事補助」や「泊まり込みで夜中の紙パンツ交換と着替えをやってくれるサービス」が使えるのだが、ひとり暮らしならOKだけど家族が同居していると利用できないという。たとえ、その同居している家族が高齢で体力がなくて助けがほしくてもダメ。決まりは決まりとあっさりケアマネさんにはねつけられてしまった。最近は月に1回、1泊2日でショートステイに行ってもらっているが、

でも、せめてあと数日母を解放してあげたい!!


父は毎回母に下の世話をさせることに罪悪感を感じているらしく、「いつもすまんな」とポツリと言ったり、「こんな迷惑ばかりかける役立たずな奴、はやく殺してくれ!」と言ったり、自分なりに苦しんでいるようだという。娘の私にの下の世話をされているところを見られるのは嫌だろうと、母は紙パンツの交換で着替えをさせるときには、私に離れの私の部屋へ行くようにという。
そんな状態なので母に変わって私が紙パンツ交換をしようとしても絶対にさせないだろう。。。 
まだまだ私に母の代わりは務まらない。
ということは、母にゆっくり朝まで熟睡できる日はないといこと。 

紙パンツを安価に支給してくれたり、
介護ベッドなど必要な用具を安価にレンタルできたり、
ショートステイなどの施設でのサービスなど
介護保険は素晴らしいこともたくさんあるけれど、老老介護をしている高齢者夫婦には優しくない。
老後はひとり暮らしのほうが自宅でも手厚く介護を受けられるんだなぁと思った。

母の体調が気になるし、心配だ。