遠距離介護が始まった…

突然起こった親の介護問題。なにもかも初めてで手探り状態ながらも、自分なりのスタイルを模索している実践記

急きょ、帰省 翌日

翌日。

朝食後、買ってきたお土産をご近所さんへ配ることにした。
ほとんど会ったことがないので、私がごあいさつもかねて持って行くことにした。
先月の大雪のときには本当にお世話になったのでそのお礼も言いたかったし。 

戻ってきたら、母が2階にある整理タンスを1階に下ろしたいというので、早速やってみることにした。
引き出しを全部外して、本体だけならなんとかなるだろう。。。

と思ったのが甘かった。

本体部分が予想以上にがっしり頑丈にできていて、
かなり重い!

ひとりでは難しそう。。。
かといって、高齢の母に手伝わせるのは心苦しい。
(母はやる気満々だったけど。。。)
そうかといって、まだまだチカラは残っている父に言ってもやらないだろう。。。

2階でモタモタしていうちに、
私と母の奮闘を1階の階段付近からのぞき見していた父が

「なにをゴチャゴチャしれるんや!
 余計なことしなくてもいい!!!」と怒りだした。

本体を階段までズルズル引っ張って行ったところだったので 
すぐに手を止めるわけにも行かず、元の部屋へ戻すことにした。
でも、怒りだした父はだんだん激高してきて
これはやばい雰囲気!!!

どうしよう!

一瞬、空気が張り詰めた。
母とふたりで離れに避難しようか。。。

次の瞬間、なぜかコロッと機嫌が直り、
穏やかな表情になっていた。

あーーー、よかった!!!

凄んだり、暴言を吐きながら怒鳴り散らすまでエスカレートしなくてホッとした。

機嫌のいいときは、冗談で母の頭を軽く小突いたりするのだけれど、
分別がなくなっていく今の状態。
もし激高して、冗談が本気になって暴力になったらどうしよう。
冗談の「コツン」が本気の「ゴツン」になったらどうしよう。

母にはもしも激高して手を上げるようなことがあれば、
家を飛び出し近所に逃げ込むか、車に乗って出かけるか、
とにかく逃げて!と言っている。
そして、そうなったら2人きりでの老老介護生活も終わりにしなければならない。

選択しは3つ。
・父を施設に入所させる
・私が福井へ行き、同居する
・両親に大阪まできて同居してもらう 

どうすればよいかまだ決めかねている。